こんにちは!CCB代表の角田憲吾です。
今回はクラフトカレーブラザーズの味の根幹とも言える「野菜と果物」についてお話しします。
原材料の半分は野菜と果物
クラフトカレーブラザーズのカレールーは、原材料の約半分を野菜と果物が占めています。
玉ねぎ、にんじん、しょうが、トマト、りんご、バナナ、にんにく、マンゴー、レーズン、レモン。
これらの素材は、すべて“自然の甘味・コク・酸味”をつくるために選び抜かれたものです。
人工的な甘味料や香料に頼ることなく、野菜と果物が持つ深みと優しさで「食べ飽きない味」を実現しています。
自然な甘味と酸味が生む、奥行きのある味わい
カレーという料理は、スパイスの組み合わせで個性を出すものと思われがちですが、
実はその“土台”となるベースの甘味・コク・酸味が、全体の印象を大きく左右します。
私たちはそこに野菜と果物の力を使いました。
たとえば、玉ねぎやにんじんの優しい甘さ、トマトやレモンの爽やかな酸味、りんごやマンゴーの奥行きある香り。
これらを丁寧に火入れし、重ねることで、スパイスと調和した“やさしく深いカレー”が完成します。
「クラフト」としてのアプローチ
私たちが目指したのは、単に野菜を入れた健康志向のカレーではありません。
「クラフト」という言葉には、“手間を惜しまない”という意味を込めています。
野菜や果物を下処理し、加熱、濃縮していく過程は、非常に時間と労力がかかります。
それでも、素材本来の味わいで美味しさを引き出すことにこそ、私たちの価値があると思っています。
野菜と果物の黄金比
配合のバランスも一つひとつ検証しました。
玉ねぎのコクをベースに、にんじんやトマトの甘味、果実のやわらかい酸味を重ねていく。
その比率はまさに“黄金比”ともいえるバランスで、クラフトカレーブラザーズの味を支えています。
添加物では決して再現できない、自然が生み出す調和。
それが、私たちが「野菜と果物」にこだわる理由です。
次回予告
次回は、その味をまとめ上げる「塩」についてのこだわりをお話しします。
参考文献:
・日本食品標準成分表(文部科学省, 2020):野菜・果実類の栄養成分データ
・農研機構(NARO)食品機能性データベース:植物性食品の機能性と加熱による変化に関する研究
・クラフトカレーブラザーズ社内開発資料(2020〜2024):野菜・果物配合試験データより。